帝王風水から診るビルの種類

Last Updated on 2021年5月12日 by teioufusui

 

先日、ビル診断の具体的な判断基準、とくに第八運期間(2004~2023年)の吉凶方位からみた建物の24タイプ分けとランキングについてお伝えしました。

 

今回は、上記24タイプを建物のポテンシャルにより4つのグループに分け、

各グループに応じたビルの診断基準と対応策について解説致します。

【最大吉グループ】風水では『旺山旺向(おうざんおうこう)』と称します。財運・福徳・健康・人材に大いに恵まれるグループです。

 

【大吉グループ】『双星会向(そうせいかいこう)』と称します。財運・福徳には恵まれますが、人材・健康には苦労するグループです。

 

【半吉グループ】『双星会坐(そうせいかいざ)』と称します。健康・人材には恵まれますが、財運・福徳には苦労するグループです。

 

【大凶グループ】『上山下水(じょうだんげすい)』と称します。財運・福徳に困窮し、健康・人材面でも苦悩するグループです。

この4つのグループにはそれぞれ診断基準があり、

建物のポテンシャルを高めるための対策も異なります。

 

 

   

 

 

一つめの旺山旺向グループ(『丑山未向』『巽山乾向』『巳山亥向』『未山丑向』『乾山巽向』『亥山巳向』の6つ)の診断基準としては、

 

①建物の背後から吹く風を防いでくれるような建物が隣接しているか、

 

②建物自体にどっしりと落ち着いた雰囲気があるか、

 

③建物の正面は平地で風通しが良く、動きがあって賑やかな(活動的な)雰囲気を有しているか、の3つです。

 

 

① の風を防いでくれる建物のことを、風水では『山星(さんせい)』とよびます。

また、③の活動的な雰囲気のことを『水星(すいせい)』とよびます。

 

 

次の双星会向グループ(『子山午向』『癸山丁向』『卯山酉向』『乙山辛向』『丙山壬向』『庚山甲向』の6つ)の診断基準ですが、

 

①建物の正面が平地で風通しが良く、②さらにその外側に正面から吹いてくる風を防いでくれる建物や塀などがあるかが重要となります。

 

建物の正面に、水星と山星が共存しているような雰囲気が必要となります。

 

 

 

三つめの双星会坐グループ(『壬山丙向』『甲山庚向』『午山子向』『丁山癸向』『酉山卯向』『辛山乙向』の6つ)については、

 

①建物の背後が風通しが良く活動的な雰囲気で、

 

②その外側には建物の背後から吹く風を防いでくれる建物があり、

 

③どっしりとした落ち着いた雰囲気であることが必須となります。

 

つまり、建物の背後に山星と水星が共存する必要があるということです。

 

最後に上山下水グループ(『艮山坤向』『寅山申向』『辰山戌向』『坤山艮向』『申山寅向』『戌山辰向』の6つ)ですが、

このグループは一番対策が難しいうえ、対策を誤ったときの悪い影響も出やすいです。

 

①建物の背後が風通しが良く活動的な雰囲気であり、

 

②建物の正面から吹く風を防いでくれる建物が建物の正面に隣接していて、

 

③かつどっしりと落ち着いた雰囲気があるかどうかが重要になります。

 

したがって、建物の正面に山星、背後に水星という、揃うのが困難な条件となります。

 

 

まずはご自分のビルの向きを調べ、どのグループに入るかを確認のうえ、周辺環境をチェックしてみてください。

 

グループごとの基準に適した方角に、山星と水星が存在するか否かを確認する必要があります。

 

もし、存在しない場合や雰囲気が違っていた場合には、後付けで山星と水星を設置・配置する工夫が必要になってきます。

 

『山星』は風を防ぐ防風堤のようなものですので、塀や生垣などを設置すると効果的です。

『水星』は活動的な雰囲気を出す必要がありますので、アプローチや私道をつくったり、動きのある池・水槽・滝などの配置が有効であるということになります。

 

 

 

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